バンコクのメトロRama 9駅の目の前のフォーチュンタウンという電気街的なビルにはVinyllicaという大きなレコード屋の他に数件のレコード屋が入っているという情報を元に行ってみた。
3階に上がると何やら通路にレコードを陳列している最中じゃないですか!
聞いてみると翌日からレコード・オーディオフェアらしく、その出店準備をしてるそうだ。たまたま閉館3時間くらい前に行ったからこそ出会えたこの光景。街を歩けばレコードに当たる、というかレコードが勝手にこっちに歩いてきたような感覚。
明日からスタートなのにお客さんがエサ箱にかじりついてるので便乗。
午前中に中華街で苦悶の末に数年ぶりに思い出した魔法のコトバ、「モーラム」を使って在庫から取り出してもらって試聴してみた。結構良いが1000バーツ〜とお高いのでスルー。
モーラムのLPは似たよう曲がばっかり並ぶことが多く、飛ばし飛ばし一聴しただけではその良さが分からない。変則的な曲が紛れていたりすると、お!ってなる。
この店はフォーチュンタウンの割と近くの地区で店を構えるレコード屋で、フェアに出張してきていた。ショップカードを貰った気がするけど名前を失念。
次にこの店、P&P audio。
外から台車でレコードがどんどん運ばれてくる。英米の他に日本盤が多い。レア盤なんて期待できない感じ。出どころは似たような場所だろうけど広州と比べて音楽的にはまともにセレクトされたものが並んでいる印象。でもいいものは抜かれたあとだなとも思った。
2枚買うと半額になるよ!的な張り紙があったので2時間くらいかけて洋楽ディスコのLP(300バーツ)とジャケが泥水に浸かったと思しきモーラムのLP(300バーツ)を抜く。
半額だから2枚合わせて300バーツだなと1000バーツ札を渡すと400バーツしかお釣りが返ってこない。なんでだ半額じゃないの?!と張り紙を指差して主張すると、タイ音楽はセール対象外。泥水漬けのモーラムを300バーツ(900円)でつかまされた。
そして残りの300バーツでもう一枚レギュラーLPを持って帰れるはずなのでまた掘る。洋楽のLPゲットしたところで閉館時間。
今日廊下でレコードフェアの出店準備をしていた店はまだ他にもある。期待大だ。明日また来ようと思った。
翌日、午前中に野暮用を済ませお昼くらいにフォーチュンタウンへ再び乗り込んでみた。
2階ではオーディオフェア開催中。
今日はこの店から。確か記憶が正しければ店名はAudio Minute。
出張組。30%オフ〜半額セール中だった。和物2枚とSuzanne CianiのLPを購入。
ここも店名を失念。出張組。地図に店の位置を打って貰ったけどデータが消えしまった。ショップカードもらったはずなんだけど…
この手前の7インチボックスからカンで50枚くらい抜き出す。
そして裏にちょうどいい感じにベンチがあったので、抜き出した50枚をゆったり1時間くらいかけて聴きまくった。1回あたりの試聴枚数の自己記録を大幅に更新した。
セレクトを重ねタイファンク的なものも含めかっこいいルークトゥン中心にシングル10枚を購入。1000バーツ。モーラムは1枚買ったか買ってないか。この店があったおかげでタイ音楽にズブの素人の状態からズブズブとハマっていくことになった。
週末もっと7インチ持ってくるよというので、また後日訪れたけど増えていたのはジャケ付きのEP。せっかく来たのだからと先日の倍はあろうか100枚くらい抜き出し、また視聴。社交辞令でEPも視聴するけど100%の確率で退屈なルーククルン。結局シングル9枚、900バーツで購入。
肝心のVinyllicaは2階に発見するも閉まっている。タイ語で張り紙が貼ってあったけど閉まっている理由は分からない。
その後常設レコード屋をハシゴしているとレコード100円市でよく見かけるパンキッシュなおじさんを発見。タイの中古レコードディーラーか?!CDコーナーを物色中だった(上の写真の人物ではありません)。
このフォーチュンタウンウロウロして分かったことは、常設でレコード屋が10店舗くらい入居していることでレコード屋モールと言っても差し支えないレベルだということ。さらにこの時は出張組のレコード屋が来ていてレコードのバンコク博覧会状態だった!
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