2018年7月2日月曜日

レコードを買えないという幸せ




どんな国を旅しようとも、レコードのことががモヤモヤッと頭の片隅に浮かんでいるという、それはそれは悲しいサガ。そう、そうなんです、これぞ黑胶酔狂です。

旅のスケジュールの合間を縫ってレコードショップへ。否、レコードショップ巡りのスケジュールの合間を縫って旅しているのかもしれない。
そして戦利品を掴みとり意気揚々と帰国!からのー →
→ ニヤケ顔が怪しいのか税関チェックで荷物オープン。没収されぬように一応紳士的に対応します。そこは大人です。

でもこんなにも広い地球上には、レコードショップなんてない国や地域や街が多数あるわけで、そのこと自体にムズッと浪漫を掻き立てられ、時々大なり小なり挑戦を試みる。しかし無いものは無い訳で。結局ボウズでそこを去ることもしばしば。

今回はそんな結果的にレコードの掘れなかった国でのレコード探し冒険珍道中!?
場所はインド洋にポツンと浮かぶ島国スリランカ。首都コロンボ。



まずはジェフリー・バワ邸の見学中にステレオセットを発見!
下の戸棚にレコードが詰まっていたのかもしれない。開けてはいないけど。
スリランカ、やはりレコードがある(あった)に違いない。

その後、お昼に悶絶級激辛カレーを食べて悶舌。くちびるがプルプルして2倍に腫れあがったまま、お寺に寄り道しながらフォートの方へフラフラ。スリランカ人の2倍くちびるへの視線が痛い。まったく恥ずかしいです。

そしてフォートの駅の近くの市場の中に音楽ソフトショップを発見。スリランカ音楽のカセットテープを物色。前日空港からのリキシャで散財したので買わないけど…。ジャケに書かれた年代から推測すると2000年代半ばまでカセットのフォーマットでリリースがあったようだ。


スリランカ レコード屋
それから当時インターネット検索で唯一ヒットした「Magical Vinyl」というレコード屋らしき場所を目指す。情報ではフォートの東側。

朝スマホの地図にピンを打ってきたのだけど、そこに向かうと住宅街に迷い込んでた…海外レコード屋あるある!
子どもたちがフニャフニャのボールでサッカーごっこをしていた。「Magical Vinyl」は見つからないし、誘われてもいないのにサッカーにフワッと一瞬混ざっってみた。フットボールは言葉の壁を越える!?



街区の中のローカルな路地を抜けたら、ついて来たガキンチョ(撮られたがり&緊張中)。

ところで「Magical Vinyl」はどこへ消えてしまった?
空を見上げ「これじゃまるでMagical Vanishだぜ」と呟いたとか呟かなかったとか… 魔法ですか?

そんなこんなで、「レコードを買えないという幸せ」を享受した1日だった。

ごめんなさい。書いてみたかっただけです。



といいますのも今月はレコード買わないのが目標!2018年夏「買わ(え)ない幸せ」を享受します。
先月、目の前に突如出現するレコード達に目がくらみ続け、お金を使いすぎたというのは内緒です。
レコード達よ、なぜそこで出現する?

最後にスリランカのレコードがアーカイブされた素晴らしいサイトを発見したのでリンク貼ります。
古のスリランカ音楽が聴けてしまう。タダでね!
http://www.srilankanrecords.com/