2019年9月16日月曜日

ストックホルム, Stockholm/Skivhögen

ストックホルムの中心街Katarina-Sofiaに数件点在しているレコードショップのうちの一軒がこのSkivhögen。どんよりとした天気の中足早に到着。坂が割と多い地区、車道のど真ん中をローラースキーで坂を滑り下るワイルドなやつまでいる。この辺を歩く時は気をつけましょう。

天井が高く割と広々とした店内。割とロック中心にオールジャンルなセレクション。CDとDVDもたんまりと在庫していた。値段設定は中の中程度かと。ロック好きの店主の店って感じの雰囲気。

絶賛鏡張りの店内、万引きに気を尖らせているようだ。奥の部屋にもカーブミラーが設置されていた。まさにこの店、死角なし。ヨーロッパにはダミーのCCTVとか売ってないんだろうか?

クールな店のオヤジに挨拶し、奥の部屋に固められているスウェーデンものコーナーを中心に探索。途中小窓からオヤジが顔を出した。あれ?さっきと服装が違う気がする。あとでよく確認すると同じ顔のオヤジが二人いる!最初のオヤジに聞くと「あれは俺の奴隷だ」とのこと。

Pär Lindgren/Electronic Music、175SEK。
スウェーデンコーナーから出土。謎なので店で流してもらい購入。真空状態に放り出されたような激サイキックなエレクトリックミュージックコンクレート。明らかに激シブです。

2019年9月9日月曜日

ヘルシンキ, Helsinki/Eronen Record Store

フィンランド、ヘルシンキのFive cornersとその付近にあるレコード屋5軒のうちのひとつ、1977年創業とかなりの老舗、Eronen Record Store。またの名を「dubjazzsalsa」。あるいは店の主人の話しによるとまたの名を他にもまだ持っているそうだ。なんていうかは忘れたけど。

 「dubjazzsalsa」の異名を持つように、ヨーロッパのレコード屋にしてはレゲエがかなり充実しているように感じられたが、ジャズとサルサはそれほどでもない印象。ブラジルなどワールドものも豊富だった。他店と同様フィンランドもののレコードは数少ない。

店内はふた部屋に分かれていて、向かって右の入り口から入って手前の部屋がCD、奥の部屋にレコードが置かれている。老舗とはいえ奇麗に改装されているが、在庫が多いのでややゴチャっとした印象の店内。

 店のアイコン。このアームの角度だとうまく溝をトレースできない気が・・・。

CDもぎっしりと在庫している。フィンランドものから幾つかレコードをピックアップしかけ流してもらい、そのうちの1枚を即断で購入。

Juhani Aaltonen/Springbird、35EU。
Edward Vesala参加のアバンギャルドこの上ない民族フリー変態ジャズ。完璧!

2019年9月2日月曜日

ブルノ, Brno/STEREO Vinyl Culture Shop

チェコの要所ブルノ。駅でロッカーを探している時に自称財布を擦られたウィーンに帰りたいというおじいさんに助けてくれと捕まる。しばらくロッカーを探しておじいさんといっしょに駅を彷徨うも、ロッカーも無いしおじいさんの真贋が見極められないので、とりあえず置き去りにしVINYL recordsを訪問。

買い物後荷物を置かせてもらい身軽になって、ちょこちょこと街を散策後、今から2年くらい前にオープンしたらしい新しいレコードショップを訪れてみた。

STEREO Vinyl Culture Shop。街中心部から歩いて15分くらいだろうか。次の電車の時間の関係で早足で到着。

カラフルな店内の壁は地元の芸術学生の仕事だそうで、ここは彼らのたまり場になっているみたい。ソファが置いてあり、カウンターの中には業務用の本格的なエスプレッソマシーンが置いてあった。

昔のチェコスロバキア盤の美しいデザインのスリーブ飾られている。レコードは数は少ないけれどチェコスロバキアものコーナーを物色。

店の真ん中のテーブルの上には地元ブルノのテクノ/アンビエント/実験音楽系のカセットテープのリリースが多いレーベル、Nona Recordsの作品が陳列されいて、おススメのものを何種類かかけてくれた。そのなかから一本を購入。

Plastiq Phantom/Concerts For 2 To 6 Instruments In Love Major、150CZK。
クラシカルな楽器群によるミニマルなアンビエントサウンドがとっても耳障りがよくいい感じ。