2016年9月9日金曜日

杭州, Hangzhou/聆翔黑胶唱片




上海で結局1枚も掘れなかったので、ここでリベンジをしたい。
電車かバスで1-2時間、世界遺産の街、杭州。いーところ。
G20開催ともろにかぶってしまって観光するにもセキュリティチェックが面倒くさい。
以前も来たことがあるので早々に観光を切り上げ「华源创意工厂」エリアへ。



ここは元々の工場の建物をコンバージョンして店やオフィスが入っているような感じ。
エリアへの入口は分かりにくいので発見まで15分位かかった。
入口の警備のおじさんが店の場所を教えてくれた。



分かりやすい扉。階段で2階にあがる。
杭州聆翔黑胶唱片。
更に上の階から降りてきた森永卓郎似の店主が出迎えてくれる。



目測で大体1万枚くらいあろうか!?
上海の鬱憤を晴らすべく早速掘り掘り開始。
卓郎先生が渡辺真知子を流してくれる粋なはからい。
やっぱり不要品という感じの日本盤が多い。卓郎先生に水を頂く。
2時間くらい掘り続け値段もついてないのでとりあえず25枚ほど抜く。
手を洗わせてもらい、盤質チェック。

12枚が残り、持参した100円レコードとの大型トレードもすんなり成立、謝謝!和モノばかり独り占め状態。
渡辺真知子も買うかと聞かれるが、丁重にお断り。
卓郎先生と話すと2011年にお店を始めて、国内への通販をしているようだ。外国人はアメリカ、ドイツ…などがたまに来るみたい、おそらく現地在住者だろう。日本人は来ないそうだ。
ヤマタツだけは、300元…高い買えない!



ロンバケもある。



レコードバックもクール。中国最大的!



須山公美子/夢のはじまり
80sインディーの深遠After Dinnerなんかにも相通ずるが、こちらはもっと軽やか。シャンソンぽいがチンドン風味が絶妙。



松下誠/The Pressures And The Pleasures
これで初期3枚が揃った!



村田有美/ドライウィンデイジアン
笹路正徳プロデュース、マライヤ+ザ・プレイヤーズ軍団がバックアップ。始めて見た。



深町純&Century Band/六喩
プログレ風味、ジャズロック。

杭州の事前情報を得ていた電気街にレコードあるかと聞くと、ちょっとしかないよとのこと。
この後文三路付近を彷徨うがそれっぽい所が発見できず退散。

2016年9月8日木曜日

上海, Shanghai/黑胶之家(Vinyl Villa)






旅の出発点上海。
大都市なのにレコード屋が2軒しか存在しない。たぶん。
黑胶之家(Vinyl Villa)と Uptown Record Store。
あとは宝山路の電気街の中のオーディオ屋にチラホラとある程度。

黑胶之家のほうは一昨年訪れ20元(当時300円)でハイチのコンパの巨匠、Nemours Jean-BaptisteのIBO盤を買ったのがいい思い出。
店のボスは英語通じるナイスガイ!
NYのレーベルのヘイシャンミュージックのレコードが上海にどういう経緯で辿り着いたのか想像すると不思議な気分になる。

同じく一昨年Uptown Record Storeは建物までは発見したが、怪し過ぎな入口にビビり入らずじまい。

てことで今回の旅掘りのスタートは黑胶之家に決めてた。












地下鉄13号線がいつの間にか開通して、前より格段にアクセスが良くなった。
武寧路駅と長寿路駅が最寄り駅。
武寧路から長寿路方面へと歩くこと5分。
建物が見えてくる。
事久市場、建材と電材、中古音楽ソフトの店がごちゃ混ぜになったよくわからん小さな市場。













あれ?シャッターが降りてる。
しまった閉店時間かな?18時過ぎてるし。

近づくとなにやら張り紙が…嫌な予感。












どーやら1週間前に市場ごと完全閉鎖。「整体改造」って再開発かな?それとも改修工事??
築地のようにもう少しだけ立ち止まって考えて欲しかった!












同じく一昨年上海のKOOK MUSICというレコ屋が潰れたてで解体工事してる現場を傍観するという悲しい経験をしたけど、今回も同じ悲劇が繰り返された。
掘り運下降中。