2018年1月28日日曜日

メキシコシティ, Mexico City/Dejalo Ser Records




メキシコシティの屋根付きの普通のレコード屋Dejalo Ser Recordsを紹介。シウダデラ市場からもほど近い場所にひっそりと店を開いている。


綺麗でなんだかガランとしていて、引っ越したばっかりなのか?という印象を受けた。でも最新の写真を見てみると棚やらディスプレイやらがモリモリ増強されてレコードもこの時よりかなり増えている模様。2回訪れたがお店には経営する家族が何人も集まっていて暖かく接してくれた。2回目にもショップカードをくれようとした。


ラテンからポップ、ロック、ジャズまでなんでもある感じ。レコードもビニール袋に収められとても綺麗に陳列されている。


目を引くのは帯付き日本盤が大量にあったこと。アニメものクラシックロックもの…全部1人の日本人が処分したそうな!よくこんなにメキシコに運搬したもんだと感心。


Luis Pérez/En El Ombligo De La Luna、850MXN。
メキシコのマルチフォーク楽器奏者による誇大妄想炸裂気味の一品。スリーブデザインと一体化してしまっている美しいリングウェア!

2018年1月21日日曜日

メキシコシティ, Mexico City/Balderas street record shops




メキシコが首都メキシコシティ。街がなんとなく東京っぽい(東京のいい部分のみ)ような気がする。なかなか住みやすそう。昨年大地震があったけど、この訪問は地震より前のこと。レコード屋さんもそこそこの数があり周りがいがある。
観光客的にバッチリなメキシコ土産を取り揃えるシウダデラ市場のあるBalderas通り。何軒もの屋台が軒を連ねる中にレコード屋台がパラパラとある。いつ行ってもある屋台とそうでない屋台がある。しかもレコード屋だけは南北にかなり長い距離に展開していて、一見屋台が途切れたように見えてもまだ先の方にあったりした。その距離はだいたい500mくらい(週末は数が多く公立図書館からシウダデラ市場のブロック辺りまではあった)。


この屋台は1回目に訪れた時は違う場所に屋根なしでエサ箱を地べたに置いているだけだった。在庫をチェックしメキシコもので欲しいものがあったが言い値が高く、しかもジャケットに水沁みまであったので何も買わずに帰った。
高くても買おうと思い直し2日後くらいに再訪すると、場所が変わっていて屋根まであるので見つけるのに苦労した。上の写真で右のオヤジと左のオヤジはこの日初登場で真ん中が店主。Mendez Trioのレコードがあったので、「これは高いなあ、日本で昔CD化されたんだよ」と言っていると、右のオヤジが「オレはMendez Trioのメンバーだったんだぜ」と言い出した。モダンなオヤジだなあとしみじみしていると、しかし数分後にはオヤジは「オレはMendez Trioのメンバーじゃねえ」と言っていた。ランゲージバリアだ。アホらしくなり、全てのレコードを下に隠してあるものまで隅々までチェック。すると箱から新たにこれがシールド状態で出てきた。右のオヤジがディスカウント交渉に加勢してくれる。


Eblen Macari, Juan Valdés/Trayectos、450MXN。
特殊ギタリストEblen Macari。数年前まで誰にも見向きもされず叩き売られていたレコードだろう。レコードの値動きは野菜以上に大きい!昔ヤフオクで取り逃がしたので同じような値段で良かった。


Elis Regina E Jair Rodrigues/2 Na Bossa、70MXN。
若き日のエリスがスターダムに登りつめるきっかけとなった、ジャイール・ロドリゲスとのステージの実況録音盤!後日他の屋台で購入。