2018年11月30日金曜日

2017 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.6




二週間後、ウボンラチャタニ県の東の果て、チョンメックの低い国境をまたいで「あちら側」からタイへと戻ってきました。今回は田舎町を可能な限り回ろうとメコン沿いのコーンチアムという町を目指します。バス停へ行ってみるとコーンチアム行きのロットゥーはなし。仕方なくバイタクで30kmくらい走ります。途中、息を飲むようなシリントーン湖に沈む夕日の絶景を眺めながら到着。宿を見つけてから市場へ。ソムタムを買ってみると超激辛でイサーンに戻ったのだと実感。


翌日、午前中コーンチアムを散策。織物が盛んな町のようで、工房を発見。念のためおねーさん方に聞いてみます。するとひとりがレコードはないけど「私はモーラムなのよ」と言ってスマホの動画を見せてくれました。太鼓、ピン、ケーン、おねーさんモーラムのアコースティックな編成でこの工房で演奏したもの。カッコイイ!併設されたカフェではおにーさん方に「ウボンへ行け」と言っていくつかヒントをもらいますが、その情報も前年に回ったところのような気も。

うだるような暑さの中さらに町を散策。すると、おばーさん方が家先でまったりおしゃべりしています。念のためおばーさん方に聞いてみます。すると「モーラムはここにおる」と言います。またしてもモーラムを発見、そしておばーさんモーラムが一曲吟じてくれました。貫禄があります!先ほどの機織工房へ戻って聞いてみるとおねーさんモーラムのお母さんだそうです。

そんな出会いに満足したところで次の町、ピブンマンサハーンへ。ウボンラチャタニへ行く途中にあるので立ち寄ります。市場の周りをうろちょろしているとCD屋を発見。プムプワン・ドゥワンチャンの写ったCDを買ってみた。帰って聴くとそれはワイポットの歌うCDでした。


夕方ウボンラチャタニへ到着。前年に引き続き2回目。夜だけ出現する屋台群が好きでついつい長居してしまう場所。運動好きのウボンピーポー。
夜、宿のおじさんにレコードレーベルに書かれたモーラムの名前の読み方を教わった。


翌日、ウボンの町を探索。前年は市場近くの中華街くらいしかまわれなかったので、今年はもっと広く探索。するとレコードありますよ的な面構えの店が!なぜ前年は目に止まらなかったのだろう?…でも結果的にはレコードはなかった。

しかし今現在はこのごちゃごちゃした看板は引きはがされ、店の印象も、オーナーも変わり?補充されているわけではないので内容はズタズタですが、他の場所から移動してきたレコードが売られています。決して行ってはいけません。


その後見つけた民家の居間のような店などで、やっとのこと80年代初頭っぽいモーラムのシングルなど9枚とLP1枚収穫。出てくるのはルーククルンか80年代ポップスばかり…トーンサイのカセットをゲッドするも、ラジオ番組が上書き録音されていた!


翌日、ウボンの南にある町、デッドウドンへ日帰りで行ってみるも空振り。写真はさびれた家電屋。出会ったミュージシャンぽいおじさんに色々と教わりました。どうやらウボンに長居をしすぎたようであります…

つづく

2018年11月1日木曜日

2017 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.5




翌日ウドーンターニーからノンブアランプーへ日帰りで行ってみたが収穫なし。尋ねた電気屋では初めて本気でテスコだかBIG Cだかの(CDを売っているスーパーマーケット)の道案内地図を描いてもらった。今までならすぐにCDじゃないんだと否定していたが、何日もやっているとその気力もなかなか湧かない。一軒、親のルーククルンのレコードコレクションがあるという商家を見つけたのだが、その人から「このあたりではモーラム出ぇへんよ」という一言でやる気はダダ下がり。しかしヒントを授かる。
ウドーンターニーへ戻り、ロットゥーに飛び乗りノーンカーイへ。メコン川沿いのラオスとの国境の街だ。


翌日、自転車を借り街ブラ。クレイジーテンプル。ある電気屋では日本人がこの前モーラム探しに来てたぞと言われる。


行きつけのレストラン。


翌日、コーヒーのようなメコン川を渡って。


レコードの無いあちら側へ!

つづく?