2023年4月22日土曜日

カウナス, Kaunas/Plokštelių Parduotuvė

[ WAX made in the USSR / first round vol.11 ]

翌日ヴィリニュスを週末観光し、続いて翌々日やって来たのはリトアニア第二の都市カウナス。ヴィリニュスからバスであっという間に着いてしまいます。カウナスは何年か前映画化され話題を呼んだ杉原千畝の旧日本領事館(現在は杉原千畝記念館)があるので訪問。記念館を後にして、さっそく中心部にあるレコードショップPlokštelių Parduotuvėへ。半地下にあるけど、通りに面しているので見つけやすい店。

店に中には大量のレコードがあり、ソ連盤も潤沢にあります。店主に挨拶しソ連コーナーのレコードをゆっくりチェックし面白そうなアルバムや今まで見たことがないものをピックアップしてたら結構な量に。

旅の前はバルト三国を中心としたソビエト時代のポピュラー音楽に関する知識がほぼゼロだったけど、ここまでの旅でアップデートされていることを実感。床に座ってターンテーブルでジャンジャン試聴をしていきます。店主が地元の常連さんらしき人の接客をしている間に選盤を終了。全部で7枚か8枚くらい購入。少しディスカウントをしてもらった記憶があります。ありがとう!

V. Ganelinas, V. Tarasovas, V. Čekasinas/Con Anima、10EU
リトアニア音楽シーンで長らく活動したロシア出身ミュージシャンで構成されたジャズトリオ。ドン・チェリーの音楽の影響を色濃く感じさせるオーガニックな77年の作品。

Jazz Ensemble Directed By Igor Brill/Утро Земли、10EU
これもロシアの有名ジャズピアニストによるアルバム。冒頭のジャズファンク調の曲を除けば捉えどころがあまりない。コンセプチュアルなんだろうけど、とっ散らかった印象のアルバム。

Medey/Ансамбль «Медео»、20EU
80年代カザフスタン産のいびつなフュージョン〜シンセサイザー音楽。カザフものの割には球数は多いようだ。中央アジアでも西洋音楽のフィルターを通過させた、こういう音楽が作られていたのは不思議なかんじ。

つづく

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