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2020年2月16日日曜日

バンコク, Bangkok/Pensri Shop (Weekend)

一昨年店の戦場みたいだった場所を片付け面積を半減し、空いたスペースに地元のサラリーマンたちが昼時にごった返すカフェがオープンして、最近やたらと日本人をはじめ観光客に人気のレコード屋M-Tanakornの近所、クロントムどろぼう市場の週末限定ストリートマーケットのベンダーPensriおばさんのレコード屋を紹介。『TRIP TO ISAN』でも写真でだけフューチャーされていますね。

左側に写っている電気街の中のビル「クロントムセンター」の真向かいのオレンジ色の外壁の建物の軒下に週末出店している(下部の「場所」をクリックすると地図へ)。ちなもにこの写真の立ち位置の左後ろには、在庫がどんどん減っているがモーラムの再発CDが買える有名なCD屋SHIBUYAがあるので合わせて行くと便利。

折り畳み椅子に座り選盤するスタイル。レコードの量は最盛期より結構減ってしまっている模様。ちなみに平日はどこか近所で商売しているのだろうか?


この日はバンコク在住のデガーdangdutbangetくんが先乗りして試聴していたので、こりゃダメだと思い高速でシングルだけチェックし平凡なラムプルーンを一枚だけ購入。Pensriおばさんには申し訳なかったが、近所のM-Tanakornに逆に先乗り返しをキメた。

2019年12月18日水曜日

2018 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.3 後日譚

イサーンからバンコクに戻りすぐに出国。そして後日帰りにトランジットがてら再びバンコクに1泊。シーロムのタニヤプラザというゴルフショップだらけ、日本人のオッサンだらけのビルにあるAudio Minuteというレコード屋へ初訪問。

ジャズ半分、ポップ・ロック半分、和もの少々・・・って、まるで日本のレコード屋やないか!レコードダンボールに貼られた宛名書きをみると、御茶ノ水のジャズレコードショップから広島に移動し、そこからバンコクに運ばれてきたようです。

こちらはレギュラー盤部屋で、隣りの部屋には帯付き細川綾子などのTBMの(今では)レア盤が驚愕のプライスで、結構な量が鎮座しています。こちらのレギュラー部屋では笠井紀美子の「Butterfly」が500バーツと適価。この差は・・・まあそんなものか。昨年ユニオンのセールでTBMをバカスカ抜いていた、シンガポール人のアマチュアディーラーを発見し、興味半分少し話をした。彼は笠井紀美子のTBMのアルバムを購入していたが、「笠井紀美子はボーカリストか?」と質問された。この現象は・・・まあそんなものか。



ということで駆け足で巡った「2018 イサーンでレコードひと山当てられるか!?」の結果は…

イサーンでの釣り果はさきのシングル92枚、残りはバンコクで購入。今までで一番効率が良い収集でした。潔くカセットもLPも1枚も買わず。帰国後、約10ヶ月をかけてひととおり聞き終えました。良曲満載。記念撮影に床にレコードを並べていたらぎっくり腰を発症。

年々釣り果は質、量ともに進歩していますが「ひと山」にはまだまだ・・・そもそも「ひと山」の定義が曖昧なので、決めてしまおう。いつの日かイサーンの古いラジオ局が1杯分買えるまで!

完

2019年12月6日金曜日

2018 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.2

腑抜けと化した翌日のこと。昨日の釣果は、前年イサーンを放浪した「おつり」というか、前年の旅がなければ生まれなかったもの。ただし全く予想してなった爆発なので、この日はレコード欲のかけらも残っていません。「何にも買えなくてもいいや」くらいの軽い気持ちで来ているので、過剰に欲望が湧かず。「探すこと」自体を楽しむほうが、結果より重要と再確認。ライトディガーならではの発想。

ということで、レンタルバイクを借りて小旅行。

途中で、もはや恒例になってきたラジオステーション訪問。こちらは国営のRadio Thailandです。

許可を頂き、ちょこっと拝見。「7インチはない」ということで、完全にカセットテープ時代のプロモ盤LPだけしかない。いくつかラジオステーションをまわることでラジオ局のライブラリーの内容の傾向がボチボチ分かり始めてきました。

ひたすら田んぼと、その中にぽつぽつと木が生えている、これぞイサーンといえる好きな風景の中を疾走。毎年同じ時期、乾期まっただ中に来ている。思えば前国王が崩御した日の夜を除いて、イサーンで雨に降られた記憶がありません。この日もカンカン照りの快晴。途中ハエだらけのオープンエアレストランで昼食。

この年初めて足を踏み入れたアムナートチャロン県。アムナートチャロンの市場の脇にCDショップがあるので、買い物のついでに店のお兄さんにレコード置いてあるとこ知らないか聞いてみます。するとバスターミナルの近くにそういった店があるらしいとのこと。

期待半分でその店に到着すると、なんと日本からの中古品オンリーの店。現在タイではこうした日本からの中古品専門のリサイクルショップが非常に流行っていて、イサーンでもあちこちに店を見かけます。

陳列がかなりハードコア。まさに日本のゴミの山。レコードありますか?とお店のひとに聞くと、レコードが埋まっているところに案内されました。

イサーンの僻地に眠る80年代日本のシティーポップ。残念ながら、当然ながらも日本盤ばかりです。この日は最終的に滝だか、お寺だかを目指していたんですが、日も傾いてきて断念。

さらに翌日、バンコクに戻らなければ行けないので、朝不要な荷物とレコードを整理して郵便局から発送。途中前年訪れたラジオ局が気になり行ってみると、局の新しい建物は出来ていましたが、裏手にあった地図を書いてくれたおばさんの家と他数件の建物が取り壊され更地になっていました。

スリンのボーコーソーは度々利用していますが、この日は小さな虫が超大量発生。裏手に池があるからでしょうか。あまりの多さにバスを待っている子供が発狂しています。遅い時間のバスチケットを取ってしまったので、待っている間が苦痛でした。

つづく

2019年11月24日日曜日

2018 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.1

いよいよ本編「2018 イサーンでレコードひと山当てられるか!?」の始まり。この年は2泊4日のスケジュールです。

夕方になり、暇つぶしに訪れたバンコクの果てパンティップを後にし、バスでモーチットのバスターミナルに戻ってきました。そして昼間予約した庶民的価格の夜行バスに乗り込みます。今までタイトな日程をこなしてきているので、知らず知らずのうちに疲れも溜まっているのでしょうか、


あっという間に眠りの底へ落ちt ・・・・ぜんぜん寝れない!


短距離でちょくちょく停まる各駅停車みたいなバスだったので、人の出入りで騒がしく、不意打ちのラーメン休憩とかがあり、寝たと思ったら起きるを繰り返し、なかなか寝付けませんでした。それでもじわじわと夢の中へ引きづり込まれていきます。

翌朝、目を覚ますと夢の続きなのでしょうか?目の前にこんな箱とカゴが・・・む・む・む!!!


キターーーwww 今年は早くも初日でクライマックスかーーーーーーーーーーッ?!


カゴの中だけでも無造作にブチ込まれたシングルがいっぱい。さっそく試聴部隊が出撃します。写真では伝わりづらいですが、なかなかハンパない量が詰まっています。

シングルをたぶん400枚ぐらい聞いたでしょうか。もうね、お腹いっぱい  (( ´З`)=3 グフ

モーラムだらけ、凄い高確率でモーラムが出てきます。これは本当に夢の中にいる気分でした。チャウィーワンのトゥーイ〜プルーンとか、ルークトゥーンも含めて70年代黄金時代の王道どころのメンツがジャブジャブ出てくるので、暑さも相まって途中から気持ち悪くなってきます。この気分は例えるならば空腹から一気にいいものを食べ過ぎて消化不良になっている感じでしょうか。

気がつくと昼ご飯も食べずに午後3時くらい。いい時間です。最終的に納得のいくもの91枚を選抜し4200バーツで購入。

แก้วตา พญาแล/อย่ามาซูนคีง
珍しいスリン・パクシリレーベルから、Kewtaa Phayalae(?)というマイナーモーラムによる激キャッチーなヘビー級ルークトゥーン。一度聞けば誰でも歌える。この人は80年代にカセットを残していると思う。




มลฤดี พรหมจักร์/ลำตังหวาย
モンルディー・プロムチャックとチャウィーワン・ダムヌーンのラム・タンワーイが数枚出現。最初は同じ念仏みたいな曲のカバーだと思っていたけど、この日に複数種類出てきたことで、この旋律がモーラムの型のひとつだと後日初めて認識。チャウィーワンのほうは前年ゲットしていたが全く記憶にも印象にも残っていなかった。しかし何種類か並べて聴き比べると面白い。どれも地味なのにかっこいい。




ชะบาไพร นามวัย/ลำเพลินรำวงลักไก่
クワンチャイ・カーラシン・ユックパッタナー楽団、チャバープライのラム・プルーン。すかすかな音質(電気楽器が入っている?)。それが逆に、キャリア終盤にさしかかっていたチャバープライの直後のカセット時代に放たれた最後の閃きを予見させます。




เพลิน พรหมแดน/ว่านมหาสนุก
プルーン・プロムデーンの人気ガンジャルークトゥーン。まるで同時代のエチオピア歌謡とシンクロしそうなホーンサウンドと能天気なコーラスが楽しい。




この予測不能だったクライマックスにより悟りを開きました→「もういいや」と。

その「今年はもういいや」、という感情が、全く前触れなしにクライマックスに遭遇してしまった人間の末路なのでした。

別名「腑抜け」ともいいますが。そういえばヤツは前年も登場していました。この年は初日から登場することに。「腑抜け」には前年のように「無差別レコード持ってませんか攻撃」を繰り出す情熱は備わっていないのです。

つづく


2019年11月11日月曜日

バンコク, Bangkok/Siam Vinyl

昨年も紹介したバンコクの北の果て、隣県のノンタブリー県にある全体的にやる気のないレコード屋モール、パンティップ。

モーチットのバスターミナルからの夜行バスの出発時間までかなりの時間があったのでついつい訪問。モーチットから104番と134番の路線バスが直通していることを発見しました。

前年も買い物をしたビーの店に向かって歩いている途中この店、Siam Vinylが目にとまりました。「はて?こんな店前もあったっけ・・・」と思いつつ、やけに他の店よりもかっちりとしている店構えに惹かれ入店。

すると、まあまあ大量の7インチシングルを在庫していたので、さっそく臨戦態勢に。セルフ椀子そば形式で試聴を開始。この一年タイのレコードを1枚たりとも買っていないので、やる気がみなぎる。

セルフ椀子そば形式は、プレイヤーで針を飛ばし飛ばししながら、飛ばし聴きしつつ、同時に次に聴くレコードをスリーブから取りださなくてはならないのですが、久々にやると全然上手くできないしスピードが出ません。腕がもう一本欲しい。黒いTシャツの男が聴き終えたシングル盤の山を物色しています。途中ビーが通りがかり、この店でレコードの保管袋を購入していました。ビーに「あとで行くよ」と挨拶。

いつのまにか店主の姿が消えていた。これぞアジアのゆるさ。200枚くらい聴いたでしょうか、モーラムは一枚も登場せず。バンコクでは自分のハードルを下げないともはや何も買えません。ルークトゥーンのシングル12枚を800バーツで購入。

続いてビーの店にいくと、以前の場所からひとつ隣りに移動していました。そして間口が半分に圧縮されている。残骸のような7インチボックスをほじくりルークトゥーンのシングル6枚を600バーツで購入しました。以前は1枚100バーツだと安いと感じていたが、最近は高く感じられるようになってきています。

ちなみにビーの店の隣りにあったミスター・チャンの店はだいぶ前に移転していたというのは聞かされていましたが、この日初めて店の新たな名前が判明。その名もBravo Records。チャットチャック付近にあるというので、色んな人が言う断片的な情報をつなぎ合わせて、あとで探してみましたが見つからず。店名が分かった時点で最初からグーグル先生に聞いてみた方が早かったな。まあ、またそのうち。

たまたまタイ滞在中にタイの昔の音楽にドハマりし、なんとなくそういった音楽を掘り始めて3年目。こうしてバンコクでモーラムの7インチシングルが出てこないエサ箱を栄養失調気味のインコのようにセカセカとつついていると、今や死語といってもいい「タイファンク」という言葉が思い浮かんできた。そんなもんよりモーラムをくれ!もはやバンコクには用はなし、と悟ったり。さっさと、夜行バスでイサーンへ、いざ行かん!!!

2019年10月29日火曜日

バンコク, Bangkok/Vinyl Die Hards

サワディーカッ(プ)!
ということで今年は、前ぶりもなしに唐突に始まります、お待ちかねの?タイ王国、イサーン探訪シリーズ、2018年版!!!

ちなみに広大なかの地をあてもなく、気ままに彷徨った2017年版はこちらのリンクなどからどうぞ。


まずはバンコクからスタートします。

上の写真はバンコクの東の最果て、パラダイスパークという巨大ショッピングモールの向かいある、とあるコーヒーショップの入り口。

こんな感じの大きな幹線道路Srinagarindra通り沿いにお店はあります。左に写っているのがパラダイスパーク。最果てまでやってきて悠長にコーヒーブレイクか?しかしコーヒーショップの中に入るとこういう場所が・・・。

Vinyl Die Hards。さっきまで店の名前を「Vinyl Die Hard」だと数年間にわたって勘違いしていました。いずれにしても日本人が持ち合わせていないおしゃれなネーミングセンスですな。

昨年まではひと街区奥の、すぐ向かいにあるマンションの一階のテナントスペースでインテリアもいい雰囲気で営業していましたが、経営縮小傾向なんでしょうか、こちらの身内の?建物に移転してきました。いつもジェントルなおじいさんが店頭に立っておられます(実際は座っている)。もともとはこのおじいさんがオーディオショップを経営していたようで、真空管とかがいまだに置かれています。

在庫はほぼ99%が中古レコードで、アメリカ、ドイツ、日本からゴミとして最終的に流れてきた盤が99%を締めています。LP、12インチは一律300バーツだけど、日本盤だけ200バーツとなぜか地位が低いのであります!数年前、初めて旧店舗を訪れた時は、ランダムで無造作に詰め込まれたエサ箱をザクザク見ていると、国分友里恵のファースト・アルバムが「はい!ひょっこりはん」してきて「ドキッ!!!」としたのをよく覚えています。

その後も後日、四辺がレコード棚で鉄壁ガードされ、その中に埋もれているレコードの固まりみたいなエリアがあり、身長ほどある高さのレコード棚の頂上まで行儀悪くよじ登り、行儀良く棚の上に正座して、埋もれたレコードを上から掘り、なかなか珍しいものや人気の和ものを掘りあてたことも。レコード屋で棚の頂上まで登らないとレコードが見れなかったのは今のところこのレコード店だけです。

日本の「ゴミ」の破壊力をヒシヒシと感じられる場所でした(この店がアクセスしづらい場所に位置するからというのも大きな要因でしょうが)。

しかし、そういう楽しかった思い出も今は昔のはなし。それは和ものブームが東〜東南アジアのひとにぎりの人々に波及し始めたか、波及し始める直前のこと。

今じゃあ、バンコクッ子(+オッサンたち)の一部のレコードマニアも「シティポップ!シティポップ!」言うてはりますが、ほんの数年前まで、ほぼほぼ注目されておらず、中国や東南アジアは場所によっては「掘りロマン」に溢れていたのでありました。そういえば『釣り・ロマンを求めて』なんてテレビ番組があったのを「掘りロマン」と書いてから思い出しました。

ちなみに当ブログでアジアの「掘り・ロマンを求めて」いたときの記録は、PC表示に切り替えて「中国」とかのラベルをクリックしていただければご覧頂けます。

長い・・・

でた「長い」!

結局移転後はちょっと狭くなり在庫もスケールダウン。というかほぼほぼ新しくレコードが補充されている形跡がありません。この日はがんばって、まだまだマイナーな和もの2枚を400バーツで購入。

2018年12月19日水曜日

後日譚 〜 バンコクにて 〜




なんか懐かしいヒビキ「ばんこく」、遠い世界のような感覚。久々にイサーンからバンコクに舞い戻ってきました。横移動にボートに乗ります。


暇すぎて居酒屋レコード屋REC.に来てしまった。
https://travelguideforloversofrecordstores.blogspot.com/2017/02/bangkokrec.html
タイのシングルが相当減っている。何もない。自らを「ハンター」と呼ぶ店主が見つけてきたというデットストックLPを見せられる(写真のものとは別のもの)。こちらは腑抜け状態なので食指が動きません。ハンター店主、居酒屋が忙しくてハントに行けていない模様。


サファンソンというところにある、アンティーク、ビンテージ家具店のPAPAYA。さらに暇すぎるのでこんなところまで来てしまった…


やたらと巨大でフォトジェニックな店内。中華圏の若者観光客に人気のスポットみたい。レコードも一応売っています。


ジュークボックスの中に長年閉じ込められ?グチャグチャになったレコード。こんなのタダでも要らない!

その後、Bigtiger Studioへ立ち寄ったあと、夜スティサンからフワイクワーンへ歩いていると、なにやら爆音が…80バーツくらいで中へ入ってみます。


はぅ、踊り狂うイサーン男たち!! ルークトゥンモーラム楽団、プラトム・バントゥンシン(ประถมบันเทิงศิลป์)、フロムコーンケ〜ン!お笑い、バンド、踊り子、歌手…と200人ぐらいメンバーがいるんじゃなかろうかという超豪華さで楽しい。


街中なので、かどうかは分からないが音圧がちと低い気もするが、バンコクのど真ん中が熱狂のダンスフロア化。


圧倒的に可愛く大人気なエーン・オラディ。ステージ前でセルフィーする客とおひねりとをかき集めていきます!今レコードやカセットで掘っている昔のレジェンドたちもこんな風にバンコクやイサーンの田舎をドサ回りしていたんだなと思うとなんだか感慨深いもんです。

そんなこんなで帰国。夏休み大型企画「2017 イサーンでレコードひと山当てられるか!?」の結果は…


イサーンでの釣り果を確認。とりあえず並べて悦に浸ります(←大事な儀式)。


LPは10枚捕獲。右下のランシマン楽団のアルバムは貴重かもしれない。


カセットテープはスタートダッシュが効いたのか気がついたら38本で満足。未だに5本くらいしか聴けていない…


シングルはイサーンで46枚(残りはバンコク)。最近やっとひととおり聴き終えた。去年の20枚から倍増だが「ひと山」にはまだまだ……まだ続くのか?

ということで、夏休み大型企画はこれにて完結。いつのまにか冬休みになってしまった…… 一応旅をするついでにレコードを探していることになっていますが、レコードを探さなかったらなかったであろう出会いもたくさんありました。


ご協力いただいたタイのみなさんコップンカッ(プ)!

完

2018年12月11日火曜日

2017 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.9




昨日の一件でレコード欲求度数がだだ下がり。山を目の前にして登れなかった登山家の気分です。そして早くスリンを抜け出したい。この町とは相性がよくない気がするのだ。でも翌日狂犬病ワクチンの2度目の摂取をしなければならないので、バンコクと天秤にかけスリンに残ることに。


時間もあるのでバイクを借りてスリン周辺のクメール遺跡観光へ。途中スリン県内、スリンの町から20キロぐらい南下、プラサートという町に立ち寄りました。そしたらおもわずCDショップを発見。 PRSOUND。


この店は自主レーベルをカセットテープ時代から現在に至るまで経営しているみたい。なのでクメール系タイ人によるローカルなCDやカセットがかなりあります。今同じ店だと気がついたが、スリン市内のスリンプラザの目の前にも支店があった(現在は閉店)。イサーンでこれほど立派な昔ながらのCDショップを見つけたのは初。


カセット数本とCDを購入。未だに聴いていないPRSOUNDの3本… 誰か開封してくれませんか?


ついにこの帽子を脱ぐ時が来ました… 後日、2度目のワクチンを摂取。今までローカルな交通手段で移動していたので久しぶりの普通で豪華なバスで大都会バンコクへ戻ります。

つづく

2018年12月7日金曜日

2017 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.8




スリンの町はもうすぐ象の祭りが開かれる。祭りの前なのに普通に象が路上を歩いていて落し物をしていく姿には驚かされます。スリンに到着した前夜、犬に足を噛まれました。遂にタイで恐れていた事態が…念のため病院でワクチン接種。
病人だからといって無益に過ごすのもなんだかな、ということで、いつもと違い足を使わず携帯でサクサクっと検索… すると、ある驚きの画像が!驚きでアゴが外れかかったまま宿の番人のオバさんに確認し、とりあえず現場に急行します。


現場に到着!大きな吹きさらしの倉庫的な場所です。これは、空っぽのレコード棚… そう、これはご存知ラジオ局の什器ですね。中身はいずこに〜?!
現場周辺の空気感から察するに、隣で局の建物の建て替え中。中身を探しに今現在の局を探さねばなりません。とりあえずここの裏の方にあるかも〜、という安直な考えのもと上の写真に写っている真ん中の通路をくぐって裏に出てみます。


すると、そこは大きな空き地になっていて、空き地を取り囲むように家が何件も建っていました。なんだこの場所は?住人のおばさんに聞いてみます。ラジオ局どこですか?
そしておばさんに地図を描いてもらいラジオ局へレッツゴー!果たしてこの地図で本当に辿り着けるのか?自問自答しながら先ほどの通路を引き返し道へ出ようと思います。通路を通り抜ける際、ふと、こんな光景が右側に…


シングルレコード……… だけが打ち捨てられている……… 目の前に山があぁぁh(遠い目)

ブログのタイトルに掲げる目標「ひと山」どころか「よん山」くらありますよ。裏に出るときは、方向的にこの棚を背にして歩いていたから全然気がつかないで素通りしていたのです。


内容はともかく、不思議なことに気がつくとちゃんとラジオ局へ辿り着いていました。おばさんの地図から想像していた距離のゆうに50倍は離れていたでしょうか。局のボスたちを録音が終わるまで人懐っこくアグレッシブなスタッフのお子と戯れて待ちます。

そしていよいよこの旅のクライマックスが!!!

ボス:「え? 小さいレコード?ああ〜あの古いゴミゴミしたアレね。小さいやつは要らないから、今すぐ、とにかく、全部持っていってよ」

酔狂:「マッ、マジっすか!?いただきまーすwwwwwww!」

と、なるはずもなく。しかしほんの少しお土産を恵んでいただけることに。ありがたや!でもやっぱりいらないんだと思う。
レコードの山の前に戻りセレクトを開始。レーベルから見てなかなか偏りのある内容だった。そしてレコードのレーベル同士が経年劣化した紙スリーブで一体化していて、そっと引き剥がすのに苦労。夜になり蚊にされながらも、小指の先の厚み程もない量をひとつまみ。


บานเย็น ศรีวงษา/ ลำเพลินแม่หม้ายกล่อมลูก
赤ちゃんの鳴き声が印象的なバーンイェン・シーウォンサーのラム・プルーン。この年はシーウォンサーが比較的よく掘れた気も。例の捨ててしまったレコードも出てきたが針飛び盤だった。いつかまともに聴ける盤を入手したい。


บานเย็น รากแก่น/ลำเพสินระดับโลก
ガチャガチャとした不思議なアレンジ上で華麗にラムするラーケン。クライマックス前に終わってしまうような印象も。男性歌手の裏面が良かった。


อังคนางค์ คุณไชย/ลำเพลินพัฒนา
アンカナーンさんの最初期の曲でしょうか?ファーストアルバムに収録されている。このころ10代半ばとは到底信じがたいエネルギーを放っている。

つづく