2018年9月11日火曜日

2017 イサーンでレコードひと山当てられるか!? vol.2




翌日、この日はイサーン中央の大都市コンケーンへ向かいます。まずはローイエットから1時間、隣県カーラシンのカーラシンへ。

市場の周りにCD屋さんその1を発見。この店にはお母さんと息子さんと娘さんがいて全員言葉が通じる。超フレンドリー。お父さんの自転車で取ったトロフィーが大量陳列された店内。レコードなら「大学」へ行くべしと言われる。

店先で売ってるエッグタルトを購入していると、お母さんが呼んだ大学行きのサムローが迎えに来た。はて、「大学」とは?

5分ほどで着くとそこはカーラシンの芸術大学。文化芸術の研究保存機関といったところでしょうか。職員を見つけて聞いてみるどもCDはあれどもレコードなし。

街にとんぼ返りすると市場周りにCD屋その2を発見。モンルディー・プロムチャックのCDを1枚購入。その他聞き込みをするも成果なし。そして乗合いワゴンでコンケーンへ。道に迷いながら宿に到着。もう夜。本日はCD 以外はボウズ。

翌日、コンケーンを探索。街は巨大ですが隅々までソンテウが張り巡らさているのでなかなか便利です。カーラシンのCD屋その1の娘さんにコンケーンの「セントラル」にレコードがあるとメモを貰ったが、行ってみると超巨大ショッピングモール。若い人が好きそーな。まさかね〜と思いながら探してみると本当にあった。ちょびっとですが。

旧市街大通り沿いを調査中、古ぼけたオーディオ系電気屋を発見。レコードレーダーが猛反応してます!

店のおばさんに聞いてみると…あらまあ、やっぱりあったレコード!!!イサーン3日目にしてレコードに初遭遇。おばさんはなんで分かったんだと不思議がります。

シングルから見て行きますが、古い洋楽が多い。次にアルバムを見て行きますが箸にも棒にもかかりません。レコードは金持ちの持ち物だったこともあり潮州劇とか新加波中華系が多いです。しかし…

オ…オッッ中華系美女がお出ましに!やりましたね。
なぜ良いものに限っていつもこうなのでしょうか…中身なし。定番ですね。むろん他の全LPジャケの中身をチェックしたのは言うまでもありません。先に誰かが掘り散らかしたのでしょう。ブツブツ…見えない誰かの悪意を感じます。

何やらカセットテープが詰め込まれたダンボール箱の底のほうから、隠れていた裸のデットストック的なカセットテープが出てきました。聴かせてもらいましたがモーラムでした。

日本製の真空管。おばさんが言うにはこの店は今年改装予定だそうで今頃綺麗に生まれ変わっているのかもしれない。

レコードの中から見つけた、ジュークボックス内で熱で縁が曲がったラムプルーンなどシングル数枚を見つけ視聴。

Sonphet Phinyoという男性歌手のラムプルーン。盛り上がった縁のところ以外は一応聴けますが熱の余波で歪んでいて音が歪む。

エキゾなギターの旋律の南海歌謡とスウィングジャズを行き来する、まさにトロピカル・スウィンギンなSane Petchabunのキラールークチューン!来年のギター・マガジンの9月号の特集にどぞ。

A面:ดวงใจ ทองจันทร์ /ชุดพ่อพระในดวงใจ。
シングルの視聴がひと段落してから雑然とした店内をジロジロ眺めていると物陰に新たなLPの束を発見しそこから救出。女性歌手、男性歌手のスプリットアルバム。女性はルークトゥンの一部モーラムと折衷みたいな感じ。男性はよりモーラム寄りな歌い方。打ち込みで80年代の半ばくらいの音の質感。たぶんカセットがオリジナルでしょうか?


結局レコード4枚、350バーツで購入。

その後は中心街を諦め、コンケーン唯一?のレコードショップを探しにコンケーン大学の北側に遠出。ナイトスポットが多い地域。住所を頼りに探してみるが見つからない。住所がおかしいのか?Chiba Shabuという店の女の子に聞けども知らない。1時間くらい探し勝手に潰れたことにして納得し帰宿。

つづく

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