2019年1月7日月曜日

ワルシャワ, Warsaw/Muzant




ポーランドの首都ワルシャワ。ポーリッシュジャズや共産変態音楽のレコードをGABBA GABBA HEY!と意気込んで乗り込むもどの店にも「そもそもない、あってもズタボロ、そのくせ高い!」という定番の三重苦。基本的に中古レコードのマーケットとしては西側の音楽がメイン。手ぶらのまま4店舗目で辿り着いたのがここMuzant。ショパン博物館の近くにある。


表通りからではなく中庭からアクセスする。このヨーロッパ特有の(といっても滅多にないけど…ワルシャワには数軒あった)「中庭アクセス型」のレコード店で数分間かけて入り口を探し出す過程は定番でありますが、そもそも行く前にそういった情報は皆無なので諦めずに探す。さらに半地下なので分かりずらい、ここは文句なしの難易度”A”。


入ると壁一面のPolish jazzシリーズがお出迎え!!高いので買わない。というかTomasz Stańkoぐらいしか知らない。


外のエントランスのイラストに描かれた蓄音機が鎮座。老舗感すごい。


天井が真っ黒にペイントされた店内。昔のHMVを思い出す。明るさを補うために照明を多用。ここは西だろうが東だろうが等価にレコードを扱っているので好感度大でポーランド盤も他の店より多くある。あとポーランドなのでイスラエル盤も少々。冷戦時代のポーランドではプレスされたレコードの多くは外貨獲得のために近隣国へ輸出されていたようで、国内には広さのわりにもともと少ない。特にLPはコレクターによる囲い込み、外国人による乱獲でポーランド内のレコード屋ではもうほとんど枯渇状態。ネットにいっぱい売っているからといって現地にも安くいっぱいあるとは限らない。なのでここは貴重な店だと思う。皆さま節度を持って買い物しましょう!


「まけて下さい」というポーランド語をスマホアプリからさりげなく流しお会計する節度なき日本人。茶袋にスタンプという形式のショップバックに感動してしまう。


Ossian/Ossian、80PLN。
試聴してなかなかだったので。コツコツ集めているポーランドの儀式宇宙交信系グループ。やっと2枚目。このペースだとあと20年はかかるな。B面にStańkoが参加している。

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