昨年も紹介したバンコクの北の果て、隣県のノンタブリー県にある全体的にやる気のないレコード屋モール、パンティップ。
モーチットのバスターミナルからの夜行バスの出発時間までかなりの時間があったのでついつい訪問。モーチットから104番と134番の路線バスが直通していることを発見しました。
前年も買い物をしたビーの店に向かって歩いている途中この店、Siam Vinylが目にとまりました。「はて?こんな店前もあったっけ・・・」と思いつつ、やけに他の店よりもかっちりとしている店構えに惹かれ入店。
すると、まあまあ大量の7インチシングルを在庫していたので、さっそく臨戦態勢に。セルフ椀子そば形式で試聴を開始。この一年タイのレコードを1枚たりとも買っていないので、やる気がみなぎる。
セルフ椀子そば形式は、プレイヤーで針を飛ばし飛ばししながら、飛ばし聴きしつつ、同時に次に聴くレコードをスリーブから取りださなくてはならないのですが、久々にやると全然上手くできないしスピードが出ません。腕がもう一本欲しい。黒いTシャツの男が聴き終えたシングル盤の山を物色しています。途中ビーが通りがかり、この店でレコードの保管袋を購入していました。ビーに「あとで行くよ」と挨拶。
いつのまにか店主の姿が消えていた。これぞアジアのゆるさ。200枚くらい聴いたでしょうか、モーラムは一枚も登場せず。バンコクでは自分のハードルを下げないともはや何も買えません。ルークトゥーンのシングル12枚を800バーツで購入。
続いてビーの店にいくと、以前の場所からひとつ隣りに移動していました。そして間口が半分に圧縮されている。残骸のような7インチボックスをほじくりルークトゥーンのシングル6枚を600バーツで購入しました。以前は1枚100バーツだと安いと感じていたが、最近は高く感じられるようになってきています。
ちなみにビーの店の隣りにあったミスター・チャンの店はだいぶ前に移転していたというのは聞かされていましたが、この日初めて店の新たな名前が判明。その名もBravo Records。チャットチャック付近にあるというので、色んな人が言う断片的な情報をつなぎ合わせて、あとで探してみましたが見つからず。店名が分かった時点で最初からグーグル先生に聞いてみた方が早かったな。まあ、またそのうち。
たまたまタイ滞在中にタイの昔の音楽にドハマりし、なんとなくそういった音楽を掘り始めて3年目。こうしてバンコクでモーラムの7インチシングルが出てこないエサ箱を栄養失調気味のインコのようにセカセカとつついていると、今や死語といってもいい「タイファンク」という言葉が思い浮かんできた。そんなもんよりモーラムをくれ!もはやバンコクには用はなし、と悟ったり。さっさと、夜行バスでイサーンへ、いざ行かん!!!
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