
やってきました広東省深圳市。歴史が浅いためか圧倒的にモダンな大都市。
その深圳の電気街である華強北路(華は正しくは化に十)へレコードを探しに行ってみた。

この電気街は半端ない規模、物量。後で調べたら世界一とか…
郷に入っては郷に従え、ということで中国語で検索による事前のリサーチ。
10年前くらいの、しかも中国国内の情報しか出てこない。
でも確かに10年前この電気街にはレコード屋があり、レコードが売られていたのだ。しかもかなりの店があったようだ。
約10年前の中国(恐らく広東省一帯)ではレコードブームなるものが起きていて、局所的に盛り上がっていたらしい。香港からの影響もあったと推測できる。

この電気街の何処かに今もレコードが売られているのだろうか。

カメラ修理工房。

電気に関連するものなら何でもある。

事前リサーチではこの万商電気城に昔レコード屋が入居していたらしい。
今もレコード売ってるのか⁉︎突撃リポート。

2階へ。ん?初めてこの電気街へ来て音楽ソフトを扱うショップを発見。
あーでもCD屋か残念。と思ってレコード無いのかと店主に質問。
すると店主が上を指差す。その先にはテレサテン(1000元!)が!杭州以来久々にレコードを見た。
ダンボール箱にまだレコードを隠し持っていたのでひととおり見せてもらう。
日米英のゴミ箱から拾ってきたようなレコードが多い。
ポーランド盤で気になるものがあったので自前のターンテーブルで視聴。
ジャケからしてカッコいいキラーポーリッシュジャズロックプログレだ!
と妄想するもつまらない大衆ロックバンドで却下。何も買わず退散。
この店にモバイルバッテリーを忘れてしまった…
店主的には、結果的に
何も買わない視聴をせがむ面倒くさい客がバッテリーをくれた
というオチに。

3階へ上がるとオーディオショップだらけ、レコード屋も兼ねている店が多く、
山本剛/ミスティ、2200元。誰が買えるのか…
なんとなく知っていたが東南アジアでのTBM人気、プレミア化。ここで初めて体感する。想像をはるかに超えた額で開いた口がふさがらない。
アジアでレコードが安く買えるなんてもはや遠い昔の話なのだろうか。

ここは常時閉まっていたが音楽ソフト専門店のようだ。

ここは勝手にレコードを見だすとおばさんに怒られた。
香港歌謡とクラシックばかり。テレサ非売品。

アジアの歌姫。高嶺の花。

どの店もクラシック中心でその他にジャズや香港から買ってきた広東ポップスをカバーするという品揃えだった。

香港のレコードは香港で買えばいいし、どこの店の品揃えも興味が湧かないので値段も聞く気になれない。
品揃えがオーディオマニアありきなので楽しくない。
松田聖子は100元で購入できます!
深圳では今もレコードが大切に売られているののだった。
それが確認出来ただけでも収穫だった。
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