2017年12月28日木曜日

リマのレコード魔窟にうっかり足を踏み入れちゃった! Digging in Lima during transit between flights




SENSEI RECORDS、センセイレコーズ、先生レコーズ…?
ペルーの首都のリマ。わざわざトランジットの時間が長いフライトをあぶり出し、猛ダッシュ観光&レコード屋巡りを企てた。トランジットレコ掘りは過去にジャカルタ、カサブランカなどいくつかの街で経験しているので今回も楽勝だな〜と余裕しゃくしゃく…がしかし見事に返り討ちにあってしまった。
前夜はモンテビデオで空港泊だったが、我が人生の空港泊の体験の中で最も快適な寝心地。まるで小型ベッドのようなサイズのベンチにコンセントまでついていて人が少なく安心安全。数時間のフライトで朝のリマに到着!赤道に一気に近づいたからか暑気でジンワリと体力を奪われるような感覚。空港の出口からちょっと歩いて100円くらいで街の中心部まで行けるミニバンに適当に乗り込み、途中で降ろされ親切なオバさんと警官に路線バスに乗せられて、なんとか街の中心に到着。久々にしんどい。
足早にリマの観光スポットを巡り、中華レストランで昼食をとり、幸せな気分になったところで、さあレコード屋に行くか!


Jiron Quilca 336。中心部からほど近く、事前にインターネットで調べてみるとこのビルには1、2軒のレコード屋が入っているようだったが、実際行ってみるとレコード屋しか入っていないビルだった!まさにレコードガレリア!


右手前のレコード屋から掘り出す。衝撃の価格、1枚1PENのシングル盤をひたすら見ていく。見ても見ても下の方から出てくるので全然終わらない。1時間くらいかけ5、600枚ほど見たろうか19枚購入。LPは無視。ペルーのシングル盤は親切にもリズム名、ジャンル名が書いてあるから選びやすい。ビルの奥の方から永遠と同じクンビアの曲が流れている。飽きないのだろうか?


さっきまで見てた店のひとつ奥の店。ここからクンビアが流れている。


次は青いシャツのお爺さんの店に呼ばれまたシングル盤を見る。300枚ほど見て1枚3PENで5枚購入。先ほどの店の3倍の値段だ。いずれにしても安いが値段の根拠が分からない。でもお会計。この時点で無限ループするクンビアと大量のシングル盤、フライトの疲れから戦意がかなり下がっていた。


今度は一番左奥の店に呼ばれた。このシングル盤のレコードタワーを見て完全に戦意喪失した。こんなもん見てたら明日になってしまう!ちょっと時間が…とか言って適当にごまかす。
ということでレコード掘りはストップ。フライトまでのんびり空港に戻ろうと方針転換。


上はどうなっているの?と思い2階を覗いてみた。カセットテープ地獄だ!この位置からこれ以上前に進めなかったのは言うまでもなく…正直吐き気がした。吐き気をもよおすほどのカセットテープ。少なくとも3万本はあるな。


そそくさとビルを出て立ち去ろうとすると右側に衝撃の光景が目に飛び込んできた!レコードガレリアがもう1個あるっ!!Jiron Quilca 337。


このレコードガレリアその2はその1と同じくらい奥が深い。しかしその1と違い2階はなさそうだ(多分)。


ディープパープルのTシャツのオヤジ。きっと先生レコーズの店主だろうな。先生にまたいつか来るよと目配せして記念写真を撮り30秒で退店。
今回のレコードガレリア1&2をシングルまで真面目に全部見てたら5日は出てこられない。あんまり無防備にレコード掘りに行くもんじゃないなと痛感したのだった。もったいないもったいない…そんなリマのレコード魔窟体験だった。

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