2017年6月1日木曜日

ブタペスト, Budapest/Rock's




中央ヨーロッパ、ハンガリーの首都ブタペスト。レコード屋がかなりの数あるけど、気張ったレア盤屋とかはなさそうでどこも気軽に入れる。
一番最初に入ったのがここRock。国立博物館からほど近く。


店内は半地下になっている。オールジャンル店。足元には安いジャンク盤コーナーもあり。中古だけでなく名盤の再発もののレコードも取り扱っていた。


海外に来たらやはり地場のレコードがお手頃で手に入ると嬉しい。ハンガリーはそんな国のひとつ。旧共産圏の国ではレコードごとのプレス数があまり差がないのか、目当てのものも割とすぐに見つかりやすい。


Károly Cserepes/Kivándorlás (Emigration)、2,500FTくらい。
ハンガリーの特殊フォークバンドVízöntőのメンバーのソロ。悠久の時をはるかかなたから響いてくるようなMárta Sebestyénの歌声もフューチャー!今時のモードの電子音響使いからヒップ・ホップまで。


Makám & Kolinda/Szélcsend Után、2,000FTくらい。
こちらはハンガリーのフォークバンド同士での共作。音響的な測面でみると80年代特有のとてもウェットな感覚を持った作品。この辺はコツコツ全部聴いてみたい。

2017年5月31日水曜日

アテネ, Athens/VinylCity(ギリシャでモーラム?!宝の山に出くわす?)




アテネのオモニア広場の北東方向に広がる坂がちなエリアは当たり外れはあるけれどとにかくレコード屋だらけ。その中でもオススメはArt Rat Records。狭い店だけどとにかく東欧のプログレなどを中心としたマニアックな品揃え。記憶の中に微かに残る西新宿のGSMの様子を彷彿とさせる。
そんなレコード屋密集エリアから更に遠ざかった場所にあるのがこのVinylCity。
どのメトロの駅からも遠いのでオモニアあたりから路線バスで近づくのが便利。
愛想のいいトボけた感じのヒゲのオヤジさんがオーナー?まずは扱いが低い縦置きのギリシャコーナーをチェック。きびしい…けど1枚だけ収穫。


Λένα Πλάτωνος, Σαβίνα Γιαννάτου/13 Τραγούδια、15EU。
サヴィーナ・ヤナトゥーないの?とオヤジに聞くと、ないと言ったのに出てきた。オヤジはオレは若いから昔のギリシャ音楽は詳しくねえんだとトボける。ヒリヒリと凍てついた地中海冷声アンビエント。いい!


ギリシャコーナーをひととおり見終わり店内の他のコーナーを物色していると、物陰に気になるインデックスを発見!なんと「タイ」と書いてあるではないか。しかもLP200枚くらいある‼︎
興奮してオヤジさんに聞くと20年前くらいにタイで買ってきてそのままずっとあるそう。なんとギリシャで泰物宝の山発見か?!
最近タイでモーラムとかレコード掘ってきたよと伝えると、おもむろにオヤジはYouTubeでモーラムを流し出した!ぱっと見Appleレーベルの作品が多いので期待できそう。閉店時間なので翌日出直すことに。
翌日開店時間ぴったりに到着し、さっそくタイのLPを自前のターンテーブルで試聴開始!
しかし聴けども聴けどもいい曲がない。例の退屈なバラード系ばかり。あれおかしいぞ?とオヤジに投げかけると、なんと「モーラムはねぇ」と言うではないかー!
うろたえながらも仕方なく50枚くらい試聴を続けると1枚だけルークトゥンの出物を発見。


พิมพ์ใจ พรหมมาลี/Unknown、15EU。
バンコクの?マイナーな歌手?検索してもあまり情報が出てこない。とにかく他のより打ってる曲が多く、ポンコツのポータブルでも音圧の異常な高さが分かる。粘って試聴を続けてよかったと思える一品。

アテネ, Athens/To Diskadiko







こちらもアテネ、メトロのMonastiraki駅近く、お父さんと息子さんで商売をしているTo Diskadiko。
店先の窓の上に描かれているのは、その名もタイガーフルートフィッシュ!友達の画家が2日間で描きあげたそう。





お父さんはなんだかJazzに詳しい模様。数年前に数少ないギリシャの80年代のJazzのレコードのストックをどこかで発見したそう。そういったレコードは今はもうギリシャのレコード屋では全然出てこないけど…枯渇している。





お店は綺麗にジャンル分けしてありとても見やすい。この日はスーパーナイスガイの息子さんがひとり店番をしていた。視聴させてもらいながら最近のレコ屋事情を聞かせてもらった。
Joao Gilbertoの73年作、欲しかったブラジル盤で購入。10年以上前に買ったフランス盤は低音がオーバー気味で聞いていて緊張するんだけど、ブラジル盤はどんな音質なのか楽しみ!





Raw/Land、90EU。
アテネの地下シーンで活動したらしいマイナーグループのファーストLP。いろいろこういった類のレコードをアテネで視聴したけど、異郷の香りたっぷりの映像的世界観をつくらせたら右に出るものなしと実感し思い切って購入!