アフリカ大陸の西側の大西洋上にポツポツと浮かぶ島々からなる国、カーボヴェルデ。多分二度と来るチャンスは無いかもしれない。ということでレコード探さないわけにはいかない!
まずはサンビセンテ島のミンデロ。CD屋さんを発見!取り敢えず情報収集。最新のカーボヴェルデ音楽のCDが買えると思ったが残念な品揃え。
ミンデロはカーボヴェルデを象徴する女性歌手セザリア・エヴォラの出身地だ。町を歩く人を観察していると黒人白人の混血が多い。エヴォラそっくりの顔のおばちゃんが結構な頻度でいるので面白かった。ミンデロはクレオール文化が色濃く残っている印象。首都のプライアではそんな事はなかったので島ごとに特徴があるようだ。
メルカドとその周辺で聞き込みしていると骨董屋兼おみやげ屋の兄ちゃんが明日どっかから持って来るよと言うので翌日また来るよと約束。翌日持って来る系は万国共通で期待薄だ。
ネット検索するとラジオ局があるらしので取り敢えず突撃。ネットラジオらしくレコードないよとのこと。しかしもうひとつラジオ局があるからと場所を教えてくれた。
庁舎っぽいビルの中にラジオ局があった。街で一番立派な建物だ。なんと泊まっていたホテルのすぐ真裏にあった。背の高い女の子のスタッフにライブラリー担当の人が居ないのでまた明日の朝来るようにと言われこの日は退散。
その後あるミュージシャンを探しに自転車を借りて島の反対側にあるカリャウという街へ向かおうとするが、ガタガタの砂利道にお尻と自転車が悲鳴をあげて途中で挫折して引き返した。暇な午後を過ごした。
翌朝ラジオ局を再訪。ライブラリーのオジさんと会えた。
見本として持っていたグアドループのTypical Comboのレコードに「なつかしい!」みたいな感じで過剰に反応していた。カーボヴェルデでもカダンスミュージックが聴かれてたんだなーと認識。
どうもカーボヴェルデのナショナルチャンネルのようだ?ライブラリーを見せてくれることに。ラジオは他国でトライしたことがあったが、ライブラリーまで到達したのは初めて!
ライブラリーにはさすが大量のレコードやCDが詰まっていた。今レコードをデジタル化する作業を進めているようだ。
ポスターやフライヤーが什器や壁にビッシリと貼られていて歴史を感じる。
帰りがけ建物から湾内を眺める。ライブラリーのオジさんに感謝を伝え昨日のメルカドへ。おみやげ屋の兄ちゃんと再会するがやっぱり持ってきておらず。ミンデロはボウズ。午後は首都プライアのあるサンティアゴ島へ飛行機で移動。
さてプライアではどうなるか…取り敢えずラジオ局へアポを取ってから町へ。メルカドや家電修理屋などで聞き込み。町には暇そうな古老がいっぱいいるのだがチェスのようなゲームとかおしゃべりに夢中で聞きにくい。
メルカドの裏手の床屋があったので覗いてみるとなんとPCDJの機材が。床屋DJだ。これは!と思い聞いてみると、レコードなんてないけど見つけたら連絡するよと約束。永遠に連絡は来ないだろう。
そして町外れの家電修理屋の主人がたまたまレコードを持ってるおじいさんを紹介してくれたので自宅へ。20枚くらい出してくれたレコードはフレンチカリビアンものが多く、カーボヴェルデものは少量。しかもジャケットと中身が合ってないというトホホ加減だった。そんなこんなで町でレコード探すのは諦めた。
そしてラジオ局ライブラリー。ミンデロより量は少ないが、ライブラリー担当のトミー監督のもと何があるのか拝見。カーボヴェルデものは全てあるような印象。そしてフランス経由で入ってきた感じのカダンス、西〜中央アフリカ各地のレコードやオコラ、アメリカ、ブラジルものが多い。このミュージシャンはオランダに住んでて...とか教えてもらう。
存在が未確認のレコードとかを聞いてみたりしてマッタリ過ごした。まだまだネットに先回りされてない盤があるのだと再認識した。結局プライアでもボウズ。でもオブリガード、カーボヴェルデ!
0 件のコメント:
コメントを投稿