2019年10月16日水曜日

ストックホルム, Stockholm/そのほかのレコード屋

とにかく数が多いストックホルムのレコードショップ!釣り果があったそのほかのレコード屋を観光がてらでも簡単に行ける範囲で3軒紹介。ちなみに本当はVasastan周辺にも良いレコード屋が点在しているので、そう遠くはないし、時間のある時は足を伸ばしてみよう!

まずはAlley Stuff。中心ショッピング街Katarina-Sofiaの北端にあるレコード屋。店内はけっこう乱雑な感じ。なにかあるかなと思い店の奥へ奥へと潜っていくも、奥に行くほどなにもない。結局手前の方で発見した2枚を購入した。

ここは常にレコードが50%オフなので、「お得に生きがいを感じる」私のような人はぜひ行ってみよう。中学生くらいのオタク風の眼鏡の男の子も掘りにきていた。

次にPlugged Records。Gamla Stanの目抜き通りにあるレコード屋。観光地にあるだけあってお客が多そうだ。日本人のお客もふらふら〜と入店していた。中古レコードは少なく、CDも大して豊富でもなくといった塩梅。たぶん地下かどこかにイベントスペースもあるようで、ライブとかができるみたいだ。

超キャッシュレス先進国のスウェーデン、この滞在でも一度たりとも現金を必要としていない。120円のレコードを1枚買うのにカード払い。雨模様で手ぶらなので袋までもらって申し訳ない気分になった。

一番枚数を購入したAn Ideal for Living Stockholm。Katarina-Sofiaの中心のお洒落な雰囲気の地区にありアンティークショップも兼ねている。まず外に置いてあるエサ箱からかじりつき、スウェーデンものの欲しかったレコード2枚を安く発見。

入店し店内のレコードをチラ見したけど興味の範囲外。「ダメかね」と思ったところ、地下のダンジョンへと続く階段を発見!そこからがナカナカの魔窟だった。狭い地下室にスウェーデンもの含めレコードが満載だ。試聴機を長時間占有している客を他の客が注意していた。この魔窟をがんばって見てしまったおかげで夜になってしまった。5枚購入し、他の店で見つかるかもと思い1枚を放流。店のオヤジが少し値引いてくれた。

結局放流したこの ↑ のレコードが他店で見つからず、奪還しようと最終日に空港に行く前に少しだけ時間があったので再訪。すると定休日でもないのに店が閉まっていた。よく見ると極小さな張り紙が・・・


今日からバイイング・トラベルに行くから2週間休むね♡・・・

え、ちょ、エッッーーーーー (゚ρ゚)ノ !!!」


奪還作戦失敗、オワタ・・・そう思われた矢先、

店の前で少し大げさに頭を抱え途方に暮れていると、お兄さんが話しかけてきた。この店のスタッフだという。運良く店の鍵を開けてくれてお目当てのレコードを素早く回収完了。正にNOW OR NEVERな間一髪の奪還劇だった。お兄さんは最近東京で数百枚レコード買い付けて全部飛行機の預け荷物で持って帰ってきたという強者。

店が休みでレジが開けられないので、最終日にして初めてスウェーデンのお金をコンビニATMでおろすことになり、スウェーデンでのキャッシュレス滞在を完遂できなかった。

2019年10月3日木曜日

ウィーン, Wien/Sing Sing Records

ブタペストからバスでウィーンに到着し、ちょっと郊外で用事を済ませて向かったのが、こちらSing Sing Records。圧倒的に目立っている外観。伝統と現代性が融合するウィーンらしさを感じさせる。と言うと大げさか。久々の2度目の訪問。

今ブリューゲルの「バベルの塔」がウィーンにやってきていて、街のあちこちにポスターが張られていることに気がついた。この日にしかチャンスがないので「おれバベル見てくるよ、ウェーイwww」と店のオヤジとオバはんに荷物を置かせてもらい、ダッシュで近所の美術史美術館へ。するとブリューゲルの企画展は本日入場終了。企画展あるあるの早く終わるパターンだ!

肩を落としとぼとぼとSing Sing Recordsへ戻ってきた。結構な幅の道路の反対側から見てもこの目立ちよう!近くには人気店Moses Recordsもあるから合わせて訪れてみよう。


いい意味でなんだかカオスな店内。3つの部屋に分かれていて端から端まで見たらきっと丸一日は楽しめるだろう在庫量。時間もお金もないので、見る場所を限定し、まずは奥の部屋のジャズコーナーへ行き高速堀り、それからほんのちょこっとあるワールド箱にかじりつく。

ロック好きの店のオヤジとオバはん、ライブのビデオを流しながらカウンター内でずっと小躍りを継続している。預けた荷物が彼らのステップで踏みつぶされないか心配。カウンター前では座って勝手に試聴可能。

向こう側がポップ・ロックのレコードコーナー。さらに右の奥の方にジャズ・フュージョンコーナー。良心的な値付けのお店だ。

Egberto Gismonti Group/Infância、10EU。
Gismontiのレコードを見かけるたびに思うことは、なんだか海外では知名度がとても低いこと、そして日本のレコード屋のセールでは、いつも値付けが高いので常に残っている。Nando Carneiro、変質的なグループGroup UmのベーシストZeca Assumpção、教授とのプロジェクトで日本でもおなじみJaques Morelenbaumが参加のグループ名義の作品。

Various/Grèce documents recueillis par Domna Samiou、8EU。
Domna Samiouというギリシャの民俗学者がコーディネートしたフィールドレコーディングもの。地中海のかほり。

Various/Ladakh - Musique De Monastère Et De Village、9EU。
チベットとパキスタンに挟まれたインド北部Ladakh地方のフィールドレコーディング。A面は僧院の儀式、B面は村の音楽を収録。女声、シャーナイと思われるダブルリード、太鼓によるB面2曲目が放っている霊気が半端ないです。音質面でも生々しさが素晴らしく、これは特Aクラスの一生もの。



2019年9月16日月曜日

ストックホルム, Stockholm/Skivhögen

ストックホルムの中心街Katarina-Sofiaに数件点在しているレコードショップのうちの一軒がこのSkivhögen。どんよりとした天気の中足早に到着。坂が割と多い地区、車道のど真ん中をローラースキーで坂を滑り下るワイルドなやつまでいる。この辺を歩く時は気をつけましょう。

天井が高く割と広々とした店内。割とロック中心にオールジャンルなセレクション。CDとDVDもたんまりと在庫していた。値段設定は中の中程度かと。ロック好きの店主の店って感じの雰囲気。

絶賛鏡張りの店内、万引きに気を尖らせているようだ。奥の部屋にもカーブミラーが設置されていた。まさにこの店、死角なし。ヨーロッパにはダミーのCCTVとか売ってないんだろうか?

クールな店のオヤジに挨拶し、奥の部屋に固められているスウェーデンものコーナーを中心に探索。途中小窓からオヤジが顔を出した。あれ?さっきと服装が違う気がする。あとでよく確認すると同じ顔のオヤジが二人いる!最初のオヤジに聞くと「あれは俺の奴隷だ」とのこと。

Pär Lindgren/Electronic Music、175SEK。
スウェーデンコーナーから出土。謎なので店で流してもらい購入。真空状態に放り出されたような激サイキックなエレクトリックミュージックコンクレート。明らかに激シブです。