2017年8月24日木曜日

ポルト, Porto/ウナギの寝床みたいな細長レコード屋8mm Records




ポルトガル北部の街、ポルト。突然の豪雨が降ったり止んだりで観光もままならず。レコード屋を数件まわるもまったくのノーラック。最後に辿り着いたのがここ8mm Records。
住所を頼りに探すも全然見つからない。諦めて帰ろうとしたとき扉に小さな表札がかかっているのを発見。どう見ても民家の玄関なんですけども、と心の中でツッコミながら扉をノック。中から髭を生やした男性。
中に入ると細長い廊下みたいなところにレコード棚が。聞くとこの場所は自宅レコード屋。彼は8mm Recordsというレーベルをイタリア人と運営しているようで、エクスペリメンタルミュージックをたくさんリリースしているそう。日本の地下アーティストもカタログ内に揃えている。
そんなことはまったく知らずにやって来た日本人は、日本のアンダーグラウンドミュージシャンの名前を並べ立てられてもチンプンカンプンで会話にならない。裸のラリーズとか、彼は相当そっちの方のオタクだ。ヘンテコな日本語が飛び交う。YouTubeのパワーはすごいと認識。ちなみにミュージシャンでもあるそうだがシャイなのか自分の音源はかけてくれなかった。


ポルトガルの面白い実験音楽を教えてよ!すると取っ替え引っ換え棚から引っ張り出してくれて、パソコンで聞かせてくれた。2階のリビングのソファーでもレコード鑑賞。プライベートレコ棚には細野晴臣からコンゴだかトーゴだかのレコードとかが。


Rão Kyao/SaX、20EU。
なんだこのベタなタイトルとシンプルなジャケット…自信の表れだろうか。もうひと作品も聴いたけど、こちらをモーダルな美しい曲が2曲あったので購入。この人の同じ横顔を写したスリーブで横笛を吹いているアルバムは腐るほど出て来たけど、このアルバムは初めて。


Various/Antologia De Música Atípica Portuguesa Vol.1: O Trabalho、16EU。
聴かせてもらって最初の3秒でぶっ飛んだコレ。何やらポルトガルの高名な?昔の労働歌のフィールドレコーディングを素材に現行のポルトガルのアーティストたちが煮たり焼いたり好き勝手しているアルバム。映像的な感じで素敵、面白い!


Suishou No Fune/Bonsai No Ie、プレゼント。
おまけでくれた日本のグループのレコード、フロム8mm。盆栽乗れ?謎の自家製カセットテープもくれた!ありがとう!

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