今年はやっとコロナ前と同様の通常モード。来年は溜まったネタをコンスタントに記事にしていきたい!そんなこととは関係なしに日本国内/国外で今年収穫した100枚くらいのアルバムから2023年の私的ベスト11は未聴盤も結構あり選びきれなかったので、とりあえずの暫定ベスト11!(送料含む)
Orkes Gambus “Al Fata” /Way Yak、¥3000Still Can Useで購入。アラブ世界へひとっ飛び。インドネシアのオルケス・ガンブスもの。極彩色の最高のデザインのジャケットに惹かれて買ったら音も最高だった!
Sons Of Negus/Rastafari In Dub、¥22850
ユニオンで購入。ナイヤビンギのアルバムをベースにしているダブ・アルバム。ピーター・トッシュのワウギターとナイヤビンギ特有の太鼓がほんとうに効いている超特濃ダブ。
Gregory Isaacs/Mr. Isaacs、¥5773
eBayで購入。The Revolutionariesのバックによるコクのある極太の鳴りと、まろやかな優しい歌い口のルーツ・ロック・レゲエ。微かにダビーな処理が隠し味。
Sonora Ponceña/Sonora Ponceña、¥2650
ユニオンで購入。ワワンコーからボレロ、ソン・モントゥーノ、メレンゲ、デスカルガまで粋なサルサミュージックがざらついたビンテージ音質でこれでもか!というほど詰まった最高なアルバム。
Phanom Nopphon/Phanom Nopphon、¥6354
去年リモートでゲットしたものをバンコクでピックアップ。パノム・ノッポーンの甘い歌声とラムウォンをベースにリズミカルな演奏、いい曲満載でぜったい楽しいルークトゥンアルバム。
Pan Wan Ching/Oriental Pearls、¥3250
ユニオンで購入。遂にゲットしたレベッカ・パン、62年の香港のDiamondレーベルでの2枚目のアルバム。さながらひとり万国オリエンタル歌謡祭といった感じ。華やかで贅沢な逸品!
Orkes Al Wathan Medan/Maulid Nabi、¥4500
Fook Yu Recordsで購入。重厚で贅沢なアラビックサウンド、カシダグループ。マレイシア人脈も絡んでて売れ線狙いだったのか、踊れてキャッチーでキラーチューン完備の必聴物件!
Bembeya Jazz/Bembeya Jazz、¥3000
ユニオンで購入。「ナシオナル」を冠したバンドによるギネア(ギニア)音楽の黄金期の始まりを象徴する記念すべき一枚。初期衝動溢れる初作でパンキッシュなアフロ・ラテン。
eBayで購入。重量級ベイスが支配する音場に年代特有の機械のように淡々と掻き鳴らされる乾いたリズム・ギターが強烈な初作、ソニア・ポッティンジャー音源。一生聴ける!
タイからリモートで購入。「酒売り娘バーンイェン」。Trip to Isanにシングルオンリー表記、2019年の旅でテープアルバムを見つけて愛聴していたが、さらに4年越しで存在しないと思いこんでいたプロモオンリーのLPを新発見。2曲はテープ版でカットされたイントロ収録で曲順違いのエクスクルーシブ仕様!ティッソー・ラム・プルーンと貫禄さえ漂いだした全盛期のバーンイェンがタッグを組んだ全曲イケイケ奇跡のハード・ロッキン・ラム・プルーン!
ヤフーオークションで購入。探し求めて5年くらい、ついに降臨。出版は64年なので28歳ごろの録音でキャリア初期の後期ということになる。師匠である福島幸義との共演、スプリットアルバム。アニミスティックにすら感じられる筆舌に尽くしがたい唄声に鳥肌。至福の音がここに。